設立趣意

日本の養蚕とは、わが国の屋台骨を支え続けてきた産業であり、 今なお日本のシルクは大変品質に優れ、 高級素材としては世界一のブランドと評されています。衰退したとはいえ、日本シルクには脈々と今に伝わる、伝統のものづくりの精神が宿っていると考えています。そして、それは日本ならではの文化と言えましょう。事実、卑弥呼の時代から続く長き歴史…これを平成を生きる私たちの手で終焉に至らしめるわけには決していかないと考えております。

私たちは、 こうした後のない状況に歯止めをかけることをまず第一の目的に、かつて絹の貿易港として栄えた横浜にこだわり、日本シルクの生産、普及・啓蒙活動を展開してまいります。

 

規約

「日本シルクを守り育てる会」規約

【第1条(名 称)】
この会は、 「日本シルクを守り育てる会」と称する。

【第2条(目 的)】
この会は、日本の桑畑の生産復興に寄与し、国産の絹から多様に商品化し、販売することで、 日本の養蚕業を守り、継承し、その啓蒙 ・ 普及に努めることを目的 とする。

【第3条(活 動)】
この会は、前条の目的を達成するため、次の活動を行う。
(1)養蚕業の全国ネットワーク化
①日本の桑畑から日本シルクを守り育てる会組織のネットワーク化
②同会の製品を取り扱う販売店のネットワーク化

(2)国産の絹の学びの場の提供
①他組織との情報交換・交流
②他組織の現地視察
③国産の絹専門家の講演会、 テーマ別セミナーの開催
④日本の桑畑への応援イベント・ツアーの開催
⑤会報の発行による報告・案内・情報の提供
⑥その他、国産の絹に関する学びの場の提供

【第4条(事務所)】
この会は、事務所を神奈川県横浜市中区元町1-31-305に置く。

【第5条(会 員)】
この会の会員は、 以下の2種とする。

(1)正会員
この会の目的ならびに活動に賛同して入会した個人及び法人・団体で、議決権を有する。

(2)賛助会員
この会の活動を側面から支援する個人及び法人・団体で、議決権は有さない。

【第6条(会 費)】
この会の会員は、 以下の年会費を納入しなければならない。ただし、 事業年度の半期を過ぎての入会は半額とする。

(1)正会員  ①個人 年会費:10,000円 ②法人・団体 年会費:50,000円
(2)賛助会員 ①個人 1口:10,000円 ②法人・団体 1口:50,000円

【第7条(役 員)】
この会に次の役員を置く。
(1)理事は5人以上7人以内、監事は2人以内とする。
(2)理事のうち、1人を会長、2人以内を副会長、1人を事務局長とする。
(3)理事及び監事は、総会において選任する。
(4)会長、副会長、事務局長は、理事の互選とする。
(5)理事は理事会を構成し、責任を持って会の運営に当たる。
(6)監事は、次に掲げる職務を行う。
①理事の業務執行の状況を監査すること。
②この会の会計の状況を監査すること。

【第8条(総 会)】
この会の総会は毎年1回、決算終了後2ヶ月以内に開催し、以下の事項について議決する。
(1)規約の変更
(2)事業計画及び収支予算ならびにその変更
(3)事業報告及び収支決算
(4)役員の選任
(5)その他運営に関する重要事項

【第9条(事業年度)】
この会の事業年度は、毎年9月1日に始まり翌年8月31日に終わる。

【第10条(附 則)】
この規約に定めのない事項については、すべて理事会で決議する。

この規約は、平成28年6月6日より施行する。

 

 

入会について

 

「日本シルクを守り育てる会」正会員·賛助会員の募集

 

清秋の候、 皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
突然のご案内・お願いで誠に恐縮でございますが、 表題の件にてご連絡させていただきました。

まずこの度、日本の養蚕産業の置かれた現状ならびに将来を憂い、永代にわたってわが国の主たる産業として、その成長・発展を支え続けてきた絹産業の復興・再生を胸に秘め、「日本(にっぽん)シルクを守り育てる会」を設立致しましたことを、ここにご報告申し上げます。

皆様は、 日本の養蚕・絹の産業のいまがいかなるものか、ご存じでしょうか?現在、 国内の養蚕農家は驚くべきことに約700戸(ピーク時は1929年:221万戸[日本絹業協会])。

養蚕農家の高齢化も著しく、70歳以上がほぼ半数を占めています。 また、繭出荷量も1970年ピーク時に国内で約3万トン/年でしたが、 現在では約30トン/年[日本蚕糸絹業開発協同組合]と大幅に落ち込み、 かつて世界一の生糸輸出を誇った面影はなく、安価に入手される中国産やブラジル産のシルクに需要を押されています。 さらに、国内で消費される絹製品全体のうち、国産繭が原料となっている比率は1%に満たないなど、 絶滅寸前の状態にあります。

もう衰退産業だから仕方ない…という声も聞こえてきそうですが、私たちはそうは思いません。

日本の養蚕とは、わが国の屋台骨を支え続けてきた産業であり、 今なお日本のシルクは大変品質に優れ、 高級素材としては世界一のブランドと評されているからです。衰退したとはいえ、日本シルクには脈々と今に伝わる、伝統のものづくりの精神が宿っていると考えています。そして、それは日本ならではの文化と言えましょう。事実、卑弥呼の時代から続く長き歴史…これを平成を生きる私たちの手で終焉に至らしめるわけには決していかないと考えております。

私たちは、 こうした後のない状況に歯止めをかけることをまず第一の目的に、かつて絹の貿易港として栄えた横浜にこだわり、この地を拠点(横浜市中区元町1-31-305)とし、 日本シルクの生産、普及・啓蒙活動を展開してまいります。

また当会では、桑畑を有して養蚕業を営むやる気のある地域や農家等(入口)の活性化=「産地の見える化」をも含め、蚕から糸、そして製品化、販売(出口)までの「一貫体制」を地道かつ着実に規模の大小は問わず、確固たるコンパクトな仕組みとして構築すべく、日本各地の養蚕農家や絹産業関係者等と協カ ・ 連携を深め、より多くの法人・団体、 個人の皆々様にご理解・ご参加を促し、日本シルクを守り育て、装う喜びを共に感じ合いたいと心より願い、実践するものであります。

上記をごー読いただき、ご賛同いただけましたならば、正会員(①個人/②法人・団体)及び賛助会員(①個人/②法人・団体)の2種を設けておりますので、 別紙(申込用紙)2種のうちいずれかをご選択、 必要事項をご記入の上、 別紙のFAX番号まで送信、 または郵送にてお申込み下さいませ。 一連のお手続き後、 お手数でございますが、 指定の口座までお振込みをお願い申し上げます。

以上

日本シルクを守り育てる会 会長 稲葉みちよ

●ご興味・ご関心のある方は、こちらからご連絡ください。


●申込書PDFファイルはこちら  ●申込書エクセルファイルはこちら

 

活動

 

平成27年10月3 日(土) 富岡製糸場日帰りツアー
~純国産シルク支援「横浜・銀座×上州富岡」交流~

 


平成28年2月28 日(日) 第5回「桑の苗木植樹プロジェクト」 植栽参加

 

スケジュール

9:00 日本蚕糸絹業開発協同組合(絹小沢株式会社) 貸切バスにて出発
9:45 植樹会場 到着 ー前橋市小坂子町 養蚕農家糸井文雄様桑園ー
10:00 植樹祭式典
主催者挨拶
来賓祝辞
群馬県蚕糸園芸課絹主監 毛利 弘様
群馬県蚕糸技術センター 所長 須関浩文 様
10:20 植樹方法の説明
群馬県蚕糸技術センター 技術支援係主任(技) 鹿沼敦子 様
植樹/記念撮影
11:20 昼食(あいのやまの湯)
貸切バスにて 日本蚕糸絹業開発協同組合(絹小沢株式会社)へ
13:00 日本蚕糸絹業開発協同組合(絹小沢株式会社) 到着

主催:日本蚕糸絹業開発協同組合
後援:一般財団法人大日本蚕糸会

 


 

H28年(2016)5月に「第1回横浜絹フェスティバル」を立ち上げ、以降は絹フェスへの取り組み

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