繊研新聞 4面 素材・商社 稲葉みちよと小松織物工組「水で洗える」シルクを共同開発
東京コレクションに参加しているデザイナー、稲葉みちよは石川県の小松織物工業協同組合と共同で素材開発を行っている。極細シルクや高級玉糸(生糸の一種)など最高級シルク原料を使用。整経段階では縮みを防ぎ、安定性を高める縦糸の数や密度を工夫している。撚糸工程ではシルクの風合いを保つため水で付け込んで行う伝統的な八丁撚糸技法を採用。
また縫製では強度や安定性、風合いなどで最適な横糸密度ジャガード織りなどの工夫をした。 さらには染色整理で物性堅ろう度を高め、かすれゴールドや水流ゴールドなどの後加工など、原料の選択から工程全般に及ぶ共同開発を行っている。二月十一日に石川県小松市で開かれる「2001年ファッションデザインコンテストKOMATSU」で、「水で洗える」をコンセプトに、これらの開発素材を使ったコレクションを開く予定だ。

