繊研新聞

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日本のものづくり応援キャンペーン

次代を紡ぐファッションとものづくり
養蚕×ブランド
繭から製品、売り場 輸出まで手掛ける日本のシルクを守り育てる会


桑畑からデザイン・クリエーション、生産そして売り場、輸出まで幅広く連携して日本産シルクの魅力を国内外に発信したいと、新しい団体「日本のシルクを守り育てる会」が7月に立ち上がった。
世界への発信も視野に入れて、様々な分野の団体や個人が集まって活動を始めている。

かつては日本の代表的な輸出産業だった養蚕業は現在、厳しい状況にある。
繭生産は23の都道府県で行われており、群馬県を筆頭に北関東から東北にかけて養蚕戸数、繭生産量とも多い。ただ、いずれも減少の勢いは変わっていない。

同会の会長を務めるのはシルクを中心に天然繊維にこだわったデザインで、東京コレクションでも活躍するデザイナーの稲葉みちよさん。
現在はファッション分野に限らず、衣食遊をトータルにプロデュースする。

地域システム創造研究所社長で、自然と共生する地域の活性化や東京・銀座のビルの屋上で養蜂に取り組む銀座ミツバチの取締役でもある大越貴之さんが事務局長。
会がめざすのは、現在の国産シルク生産能力を守りつつ、そこにとどまらず桑畑から増やし繭、生糸などの養蚕業を復活させる。
それによって緑地化や地方の活性化、都市との地域の連携などにもつなげたいと考えている。
また、製品もファッション・衣料はもちろんだが、それだけではなく、シルクの持つ良質なタンパク質やアミノ酸を生かした食品や化粧品、医療分野での活用。

そして売り場づくりや輸出にまで取り組むことで、国産シルクを軸にした新しいビジネスを作り上げたいと考えている。
そのために、シルク、養蚕に関連する企業や既存団体、地域振興などに取り組む企業・団体などとも幅広く連携しようと現在精力的に活動中だ。

例えば、宮城県の最南端に位置する人口1万5000人ほどの丸森町。
養蚕業を再び地域の特色ある産業に押し上げようと後継者育成や高付加価値商品の生産などをめざした「丸森町シルクロード計画」を長年にわたって推進してきている。

また、福島県でも県内の織物、縫製、ニットの製造業6社でつくる福島県ファッション協同組合がファクトリーブランド「フクシマ・プライド・オブ・シルク」を百貨店や海外に売り込もうと積極的に活動している。

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