繊研新聞

国産シルクを世界に
「守り育てる会」結成 生産から輸出まで
国内産シルクを増やし、魅力的な商品を作って世界に発信しようと、様々な分野の団体や個人が集まって新しい組織を立ち上げた。
シルクを中心に天然繊維にこだわり、東京コレクションでも活躍するデザイナーの稲葉みちよさんが会長を務める「日本のシルクを守り育てる会」だ。
同会は7月に正式に発足したばかり。
地域システム創造研究所社長で、東京・銀座のビルの屋上で養蜂に取り組む銀座ミツバチの役員でもある大越貴之さんが事務局長を務める。
日本文化経済リサーチセンターの加藤和郎代表理事も発起人の一人。
国内シルクの生産は縮小の一途を辿ってきた。
同会では、現在の国産シルクを守りつつ、桑畑から繭、生糸、最終製品、そして売り場づくりや輸出にまで関わり、取り組むことで、国産シルクの新しいビジネスモデルを作り上げたい考えだ。
特に事業として安定的に運営できて継続的に収益があがるようなビジネス形態の確立を重視する。
製品はファッション商品はもちろんシルクの持つ特性を生かした食品や化粧品など、幅広い分野を想定して参加企業を募る予定だ。
関連する既存団体や地域振興などに取り組む企業・団体などとも幅広く連携、養蚕業の振興を通じて地方の活性化や、地方と都市との交流促進などにつなげることも目標にしている。


