日本繊維新聞

「名古屋では初めて、素材感の良さ追求」
東京コレクションに参加している服飾デザイナー稲葉みちよさんの「2002年春夏コレクション」が8日、名古屋レインボーホールで開かれた。
同コレショーは美容業界の一大イベント「START」の中で主要企画の一つで組まれたもので、稲葉さんが名古屋でコレクションを発表するのは初めて。
同イベントは美容業界の振興、若手美容師の育成などを目的に毎年実施、主催は美容ディーラーのミズノ(名古屋)ヘア、スタイリング、メークの三位一体の表現を志向する中で、今回初めて活躍する服飾デザイナーのコレクション紹介も企画した。
稲葉さんは来春夏物100点余を発表,素材・デザイン・スタイリングなど個性表現が美容師を主体とする観客を魅了した。 特に石川県の小松織物工業協同組合と共同開発した、水で洗える高級天然シルク素材、さらに服部センコー(横浜市)の高堅牢度シルク捺染技術も駆使した作品を発案、関心を集めた。
全体的な作品傾向ではエレガントなシルエットにマニッシュ感の注入、バスト・ウエスト・ヒップポイントをバランスよく高めに置き、スリムで脚長なプロポーションを表現。光沢感や表面効果など、素材使いの新鮮さ、カラーの切り替えやプリントの鮮明な打ち出しも印象的。
ヘアと服飾との総合的なファッション提案も新鮮な訴求があった。

